エステ以上、整形未満!?“奇跡の50歳”はなぜ今の方が若くてキレイになれたのか
アンチエイジングデザイナー・村木宏衣氏の意外な「美の原点」
今でこそ、整筋メソッドの考えを日常の「習慣」に組み込んで、効率的に美をキープしているという村木氏ですが、20代や少女時代はまるで違った「コンプレックスの塊」だったそう。著書『おとなの美人習慣』よりお届けします。
■姿勢を正すと、体も心も変わる
「手っ取り早く美人に見せるには、面積の大きいところをきれいにすると効果的」というお話をご存じですか?たとえば顔でいうと、自分にしかわからない小さなシミ取りにやっきになるより、肌全体のハリやツヤを向上させたほうがずっと美肌に見えるというもの。
これを全身に置き換えると、まず取り組むべきは姿勢です。首をすっと伸ばし、胸を張れば、それだけでスタイルよく、若々しく見えてきます。第一印象を「あの人、なんだか美人ね」と思われるように今すぐ変えるなら、姿勢を正すことから始めましょう。
実は、かくいう私もかつては姿勢がよくありませんでした。「私を見ないで」というように、いつもうつむきがちに背を丸めたまま。肩が胸方向に巻いてきてしまう、いわゆる「巻き肩」のような状態になり、首も前に突き出てしまっていました。
それは、自分に自信が持てず、人の目を見て話すことができなかったからです。
もともと自己主張が苦手な性格だったことや、中学時代から悩まされていたニキビ、大きな顔といったコンプレックスなどが理由だったのですが、もし上を向いて堂々としていたら、人に与える印象はもう少し違うものになっていたでしょう。
それに、いつも下を向いていると、心はますます暗く沈んでいきます。姿勢は、メンタルにも大きな影響を及ぼすのです。
その後、美容業界で職を得た私は、肌や体のしくみについてさまざまな勉強をするうちに、姿勢の大切さについても知りました。よくない姿勢を続けていくと健康上に悪影響が及ぶこともわかってきました。
そして、姿勢を意識するようになって以来、体はもちろん、人との向き合い方も徐々に変わってきたように思います。「美しく正しい姿勢は、体も心も元気にしてくれる」、今はそう確信しているのです。
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KEYWORDS:
『おとなの美人習慣』
著者:村木 宏衣
ほうれい線、大きなお尻、猫背やネガティブ思考も解消。
生活しながら「ちょっとした習慣」で、見た目年齢マイナス10歳!
おとな女性に共通する、老け見えの悩み。
原因は、実は年齢とは関係なく、顔と体の「ゆがみ・たるみ・むくみ」です。これらを引き起こすのは、普段の生活で無意識にやっている悪い「くせ」の蓄積。ちょっとした良い「習慣」で少しずつ書き換えてあげれば、何歳でも美人に変わっていきます。
しかも、悩みが出る前にケアしてしまえるので、時間もお金もかからず効率的です。
ご紹介する「習慣」は、著者が実践して30年の試行錯誤のすえに定着した、本当に効果があるものを厳選。忙しい毎日でも、ほんの少し自分を応援してあげる気持ちで手をかけると、顔も体も応えてくれます。
まずは気になるもの、できそうな習慣ひとつだけでも試してみてください。見た目は美しく、体は心地よく健康に、心も元気になって、きっと鏡を見るのが喜びに変わるはずです。
~ 本書の目次 ~
第1章 おとなはなぜ、習慣で美人になれるのか
第2章 美姿勢は、美人への一番の近道
第3章 顔の若さは、自分の手で保てる
第4章 美しい髪は、すこやかな頭皮しだい
第5章 お風呂は最高のリセット空間
第6章 きれいになるための眠り方
第7章 体の内側から、食事で美人を育てる
第8章 体を整えれば、心も上向きポジティブに